約2500年前、インド。

釈尊(お釈迦様)はブッダガヤーの地で覚者となられ、「耳ある者に甘露の門は開かれたり」と仰せになり、伝道の生涯を開始されました。

その教えはインドから西域を経て中国、日本にまで伝わり、またチベットや東南アジア、朝鮮半島、近代は欧米にまで流布しています。

その教え・ダルマは釈尊が作ったものではなく、法界つまり宇宙全体を貫く永遠の理法です。ですから、しっかりと心の耳を澄ませば、その声、釈尊の教えは様々な場面・色々な方法で、いつ如何なる時であれ、絶えず私たちに語りかけていることがわかるでしょう。あらゆる事象はすべて、如来の声に非ざるはないのです。

仏の説法は色々なあり方で世界に満ち満ちています。それを心の耳で聴き取ることが出来れば、もちろんそれは最高に幸せなことです。

しかし「声字なき仏音」を一心に信じ聴こうと試みても、深く分別心が染み着いている私たちにはそれが難しいのも事実ですから、普通の言葉による具体的な「仏の声」も必要です。本来は清浄である私たちの心を厚く覆う煩悩が、森羅万象の指し示す「声字なき仏音」を隠しているのです。

ですから、そのような無明に覆われた私たち凡夫の為に、仏は「言葉でも」縷々、その教えを説示してくださいます。それが、具体的な色々の経典・仏典なのです。

お寺はそのような「言葉で表せない仏の声」、そして「言葉で表された仏の声」を聴くための場所です。誰でもいつでも遠慮なくお越しいただき、「仏とともにある幸せ」をゆっくりと感じてください。

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